JR四国の新しい研修センターが高松市に完成しました。
これまでの研修センターが老朽化したため、高松運転所車両基地の敷地内に6階建ての研修センターを約21億円かけて建設しました。
社員の鉄道運行への安全意識を高めるために新設した安全継承館は、過去70年ほどの間に国内で起きた様々な鉄道事故の歴史や原因、対策を紹介しています。 クイズやゲームを通して、誰にでも起こりうるヒューマンエラーの原因を学ぶプログラムも受講できます。
また、車掌業務を学ぶためのシミュレーション装置も新たに導入しました。 実際の車両内部を再現し、人身事故などが起きたときのホームの様子をCGの動画で映しながら業務を学びます。
新しいセンターでは4月1日から2週間ほど新人研修を行った後、JR四国やグループ会社の鉄道運行に携わる約3400人を対象に研修を行っていく予定です。
(JR四国研修センター/八木成幸 所長) 「お客様に安心して快適にご利用いただけるよう、社員の訓練施設として活用していきたいと考えてます」