JR四国は、ディーゼルエンジンに蓄電池の電力を組み合わせて走行する新しい「ハイブリッド型の車両」を導入することを14日に発表しました。
JR四国のディーゼル車両は古いものでは48年が経過し、老朽化しています。これを受けてJR四国は、ハイブリッド式の車両への置き換えを進めようとしています。
ハイブリッド車両は2両編成で運行予定で、ディーゼルエンジンで発電した電力と、ブレーキ時などに蓄電池に充電した電力を組み合わせて走行します。
また駅での停車時にはアイドリングストップを行い、燃費の向上やCO2の削減も図ります。
(JR四国/長戸正二 鉄道事業本部長)
「より環境に優しくてコストが低くて、なおかつメンテナンスがかからないということをコンセプトにやらせてもらいました」
新しい車両は2025年12月に完成し、試験走行を行う予定です。
JR四国は、2026年にまず4両、2030年度までに合わせて70両を導入するとしていて、「安全性」「快適性」の向上と10%ほどのCO2削減が見込まれています。