高松市立保育所に勤務する40代と20代の女性保育士が新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。市では、13日から保育所を臨時休園します。香川県での感染確認はこれで6人になりました。
新型コロナウイルスの感染が確認されたのは、高松市立鬼無保育所の20代と40代の女性保育士です。
香川県と高松市によりますと、20代の女性は、4月8日に味覚や嗅覚の異常と全身に倦怠感、40代女性は10日から嗅覚に異常を感じたということです。2人とも11日まで保育所で働いていました。
2人とも12日にPCR検査で陽性が判明し、13日から指定医療期間に入院予定です。症状は続いていますが、発熱などはなく落ち着いているということです。 ともに発症前14日以内に海外渡航歴や県外滞在歴はなく、感染経路は分かっていません。 濃厚接触者はそれぞれの家族2人ずつで、今後PCR検査を行います。
また、同僚の女性保育士1人も体調不良を訴え、12日午後にPCR検査を受けました。
鬼無保育所には、0歳児から5歳児あわせて147人が通っていて、職員は27人です。 市では、「児童の健康を第一に考え、感染のリスクを最小限に抑えるため」として、13日から2週間臨時休園します。
香川県では12日午後7時から対策本部会議を開いて、今後の対応を検討することにしています。