12日、高松市の保育所で保育士3人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。高松市は、13日から保育所を臨時休園にし、園児が濃厚接触者に含まれる可能性があるとして調査しています。
(記者) 「こちらが保育士3人の感染が確認された鬼無保育所です、中では職員が話している様子が伺えます」
感染が確認されたのは、高松市立鬼無保育所に勤務する20代と40代、50代の女性保育士3人です。 高松市によりますと50代の保育士は、3月27日に日帰りで福岡県を訪れ、4月4日に発熱や頭痛、倦怠感などの症状が出ました。
同僚の20代と40代の保育士2人は、発熱やせきはないものの味覚や嗅覚の異常を感じ、12日にPCR検査を受けました。50代の保育士は7日まで、20代と40代の保育士は11日まで勤務していました。
(高松市/大西秀人 市長[13日 高松市対策本部会議]) 「子どもと直接 接するのが仕事である市の職員。その影響が非常に大きいということで、徹底した対応を我々としてしっかりとやっていかなければならない」
保育士の感染確認を受けて保育所は13日から2週間、臨時休園しています。 また、高松市は保育施設での園児の感染のリスクを最小限に抑えるため、自分で子どもを見ることができる家庭については13日から2週間登園を自粛してほしいと呼びかけました。
鬼無保育所で働く職員は、13日に全員PCR検査を行い、早ければ今晩、結果が出るということです。
保育所に通う約150人の園児のうち、0歳児と1歳児は濃厚接触の可能性があるとして保健所が健康状態を確認するとしていますが、現時点で症状が出ている子どもはいないとしています。このほかの園児については担任が健康状態をチェックする予定です。