岡山県笠岡市で自殺しようとした男性を助けたとして、自転車競技BMXレーシングの東京オリンピック日本代表、長迫吉拓選手に4日、警察から感謝状が贈られました。
(笠岡警察署/冨岡康人 署長) 「的確な判断と適切な活動により人命保護に大きく貢献されました」
笠岡警察署で感謝状の贈呈式が行われました。冨岡康人署長が長迫選手に感謝状を手渡しました。
長迫選手は、笠岡市出身でBMXレーシングの東京オリンピック日本代表に選ばれています。
長迫選手は7月2日午後10時ごろ、笠岡市神島の橋の上で20代の男性を見かけました。男性の様子がおかしいことに気付いて声を掛け、橋を渡るよう誘導しました。その後、男性は警察に保護されました。
(BMXレーシング東京五輪代表/長迫吉拓 選手) 「最後の最後に死にたかったって言ったんです。自分でこういう状況になるまでに誰か気付けなかったのかなとか、少しの楽しさだったり達成感のために、多分苦しさは乗り越えられると思うので、その達成感の一つを(競技で)見せられたらなと思います」