新たな特産品が生まれました。香川県まんのう町と地元の酒造工場が協力して作った「ひまわりの種を使った焼酎」が完成しました。
まんのう町は、町内の約17ヘクタールでひまわりを栽培していて、種からとれるオイルを使った商品の開発や製造にも取り組んでいます。これまでにひまわりオイルのほか、ドレッシングなどを作ってきました。
そして、今回新たに完成したのが、ひまわりの種を使った焼酎です。 まんのう町と西野金陵が協力して、3年かけて製造しました。
完成した焼酎は、まんのう町で暮らす人や訪れた人が笑顔で満ちるようになどの思いを込めて「みちる」と名付けました。アルコール分は25パーセントです。
(記者リポート) 「ピリピリっとした刺激はあるんですけど、そんなに強くなく、なめらかで飲みやすいです」
原料は、油分を取り除いたひまわりの種と米麹、米です。元々、酒の製造にオイルは必要ないことから、ひまわりオイルの特徴を生かすには、種にどれくらい油分を残せばよいか苦労したそうです。
(西野金陵/酒井史朗 製造課長) 「全く無味無臭の焼酎もあり、原料特性が前に出た風味の濃い焼酎もある中で、原料特性がいいバランスで出た飲みやすい焼酎になったと思う」
(まんのう町/栗田隆義 町長) 「ひまわりを1つキャッチフレーズにしておりますので、ひまわり関連、まんのう町の明るい太陽のようなイメージを全国にPRしていきたい」
ひまわりの種を使った焼酎「みちる」は、10日から香川県内の酒店やまんのう町内の道の駅で販売しています。