国宝を守ります。岡山県瀬戸内市が5億円で購入した国宝の備前刀「山鳥毛」などを保管する博物館で、消防訓練が行われました。
(訓練の様子)
「火事だ、火事だ、皆さん逃げてください」
訓練は、博物館に隣接する職人が刀を作る工房で火事が起きた想定です。
備前長船刀剣博物館には、約500点の日本刀などが収蔵されています。
注目は上杉謙信の愛刀として知られる国宝「山鳥毛」で、2020年、瀬戸内市が寄付を募り5億円で購入しました。
博物館は現在一部で改修工事をしていて、国宝「山鳥毛」の展示は2021年の夏以降を予定しています。
(瀬戸内市/武久顕也 市長)
「皆さんの貴重な財産をお守りしていこうという、今一度しっかりと防火意識を持って臨んでいく気持ちを新たにした」