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新型コロナ禍を乗り越え“学生最後の舞台”へ…25日から「卒業公演」四国学院大学・演劇コース

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 新型コロナ禍を乗り越え、学生最後の舞台に立ちます。

 中四国で唯一の本格的な「演劇コース」を持つ善通寺市の四国学院大学で、演技や舞台芸術などを学んだ学生たちが、25日から「卒業公演」を行います。

 24日夜にはリハーサルが行われました。

 シンプルな舞台上を縦横無尽に動き回るのは、この春卒業する演劇コースの8期生10人。

 作品は、シェイクスピアの「マクベス」を学生が脚色した「あいまいな死よ来たれ」。

 魔女の予言を受けて、主君の殺害を企てる将軍マクベスの葛藤や苦悩を表現します。

(演劇の様子)
マクベス「もし、やりそこなったら?」
夫人「陛下にも兵たちにもたっぷりお酒を飲ませたわ。今頃みんなブタのように眠りこけているはず。そうなれば、あとは無防備な陛下を始末するだけ」

 新型コロナウイルスの影響で、四国学院大学でも今年度の前半はほぼオンラインでの授業になり、練習の場や公演の機会も減りました。

 それでも4年間の集大成となる卒業公演は、客席を例年の半分に減らし、消毒などの感染対策をした上で行います。

(四国学院大学演劇コース 8期生/白石英流さん)
「単純に声出せないとか発声とか、自分の練習する場所がないとか、動けないとかそういうのがあって、本当に自分の中でもやるせない気持ちだったんですけど、劇場とか稽古場が使える短い時間の間でどれだけできるかというのを模索した日々でしたね」

(四国学院大学演劇コース 8期生/太田奈緒さん)
「いろんな消毒作業の徹底とかもあって、このような形で公演をやらせていただけるというのは本当に本当にありがたいことですし、コロナじゃなければ、このありがたみを感じられなかったのかなとも思いますね」

 8期生のうち、半数ほどが卒業後も演劇を続け、半数は企業などに就職するそうです。卒業公演は28日まで、四国学院大学ノトススタジオで5回公演が行われます。

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