昭和を代表する日本画家・東山魁夷の作品展が香川県坂出市で開かれています。
今回のテーマは「色」と「音」です。
「東山魁夷せとうち美術館」では、季節や取材地などテーマに基づいた作品展をシーズンごとに行っていて、今回は題名に色や音が含まれた作品32点を展示しています。
「緑の窓」という作品では、さわやかな朝の時間に作者の目に映った景色を表現していて、緑の木々や山に囲まれた鮮やかな水色の空には白い雲が浮かんでいます。
「春静(はるしずか)」という木版画作品は東山魁夷が京都市の鷹ケ峰で描いた作品です。
「春静」という題名が表すように濃い緑の山に1本の桜の木が静かにたたずむ様子が描かれています。
作品展「画題にみる色」と「風景に聴く音」は、それぞれ4月4日まで東山魁夷せとうち美術館で開かれています。