香川県の多度津高校で食品加工の実習が行われました。
生徒たちが挑戦したのは、普段は捨てられているマグロの尾びれ部分を使ったアヒージョの缶詰づくりです。
缶詰めづくりに挑戦したのは多度津高校・海洋生産科食品科学コースの3年生、17人です。
多度津高校では、実習船「翔洋丸」で漁業実習を行っていますが、マグロの尾びれなどは船で解体した後に廃棄していました。
この捨てられていた部分を有効活用できないかと、アヒージョの缶詰を試作しました。
今回使ったのは、2021年3月に漁業実習で獲れたマグロの尾びれ部分です。
生徒たちは柔らかい身が崩れないよう丁寧に作業していました。
(実習に参加した生徒は―)
「身に比べたら筋が多くて硬い部分もあって、包丁が通りづらいというか、小さい人から老人の方まで、柔らかいので食べやすい食品になったら」
「当たり前のように捨てられる食材を有効活用しておいしく食べられるというのは、すごいいいことだと思うので自分もうれしい」
できあがったアヒージョの缶詰は、後日、生徒たちで試食するということです。
多度津高校では11月に「アヒージョの缶詰め」も含めたマグロの有効活用方法について研究発表を行う予定です。