歯科医師によるワクチン接種が行われれば香川県では初めてです。
三豊市は新型コロナウイルスのワクチン接種のペースを上げようと、地元の歯科医師会に人材の派遣を要請しました。
三豊市役所で山下昭史市長が三豊歯科医師会の琢磨靖之会長らにワクチン接種について協力を要請する書類を手渡しました。
三豊市で、これまでに1回目のワクチン接種を終えた高齢者は全体の約2割で、市は7月末までに希望する全ての高齢者に接種する方針です。
今回の要請は接種のペースを上げるためのもので、市内3カ所の集団接種会場に歯科医師を派遣してもらいワクチン接種を行ってもらいます。
要請を受けて三豊歯科医師会は6月19日から2、3人、6月26日以降は10人程度を派遣する方針です。
(三豊歯科医師会/琢磨靖之 会長)
「実地を数回すれば注射のやり方はわかりますから。安心して僕らに打たせてください。お願いいたします」
(三豊市/山下昭史 市長)
「ますます(接種の)スピードアップができると思います。市民の方が不安を抱えないで安心できる環境をいち早くつくることが我々に課せられた義務だと思いますし、それに取り組んでいきたいと思っています」
同様の動きは観音寺市でもあります。観音寺市は早ければ5月中にも地元の歯科医師会に協力を要請するということです。