高松市の酒店が近所の飲食店と連携して新しいデリバリーサービスを始めました。
アルコールの提供などが制限される中、売り上げのアップを図ります。
(中濱綾那リポート)
「5月20日から始めたのが飲食店の料理を届ける配達サービス、ハスイイーツです」
デリバリーサービス「ハスイイーツ」を始めたのは高松市福田町のハスイ酒店です。
ハスイ酒店は飲食店への卸が売り上げのほとんどを占めているため、飲食店へのアルコールの提供時間の短縮要請は大きな痛手です。
(ハスイ酒店/村上正三 社長)
「7時までのアルコール提供で、お店は9割閉まっている。厳しい」
ハスイ酒店は、取り引きがあった周辺の飲食店に声を掛け、現在7店舗のデリバリーを行っています。
無料通信アプリ・LINEから会員登録したあと、飲食店の料理を選ぶとハスイ酒店の従業員が配達します。配達範囲はJR高松駅から2キロほどまでで、配達料は1回385円。初回は無料です。
(ハスイ酒店/村上正三 社長)
「我々も含めお店も厳しい状況なので一皿一皿がね、皆さんの売り上げにつながっていければと思います」
デリバリーの開始に合わせて、ハスイ酒店では1000円以上の注文で缶ビール1本をサービスするキャンペーンもしています。
「手羽先の店 だれやみ」も「ハスイイーツ」に登録をしています。
(手羽先の店 だれやみ/榎本修さん)
「今こういう状態だから、少しでも皆さんが元気になられて家庭で美味しいものを食べていただければとの思いだけですね」
手羽先が自慢のこちらのお店。
ハスイイーツの登録に合わせデリバリー用のメニューに加えました。
(手羽先の店 だれやみ/榎本修さん)
「早く出来るだけ早く温かいものを食べてもらうために努力していきたい」
(ハスイ酒店/村上正三 社長)
「どんどん増やしていって、これから30軒、40軒とお願いに行こうと思っています」