香川県多度津町の自動車学校がいつでも、どこでも学科教習を受けられるオンデマンド形式のシステムを導入しました。
オンデマンド形式の学科教習を導入したのは多度津自動車学校です。
教習生は専用のアプリから受講したい学科を選んで映像を見ます。このとき、教習生がしっかり受講しているかはアプリがチェックしています。
(荻津尚輝リポート)
「NG判定、画面を正面から見て受講してとメッセージが出ました。これはオンデマンド授業でサボるのを防止するためのものということで、さっき私が席を立った時にもNGが出ました」
50分間の教習で決められた回数NGが出ると、その学科は未受講という扱いになります。このシステムは自動車教習所向けに機材やソフトウェアの開発を行う「ノイマン」が手掛けたもので、香川県の自動車学校では初めて導入されました。
(ノイマン/満木淳一 マネージャー)
「コロナがまん延している状況で教習所学校(の学科教習)が非常に密な状態。これを1つでも減らしていきたい」
(多度津自動車学校/蓮井博之 常務取締役)
「繁忙期になると教室が満杯になるんですよね。密を避けないといけないということで録画配信方式のオンライン学科を導入しました」
オンデマンドと合わせて多度津自動車学校は学科教習のライブ配信も始めました。これらを活用することで教習生が学科を受けやすくなり結果として、これまでより短い期間で免許が取れるようになると期待されています。
(多度津自動車学校/蓮井博之 常務取締役)
「学科、例えば1時間だけのために遠いところからバスを使って来られるとか、ちょっとそれはなんかあったらいいなという声もありました。教習生の方の大変さは解消できるかなと思います」