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児童と地域の人たちが一緒に安全を守る 小学校の取り組み 香川・観音寺市

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 6月28日、千葉県で小学生の列にトラックが突っ込み5人が死傷するという痛ましい事故が起きました。通学路を含めた安全の確保が求められていますが、香川県観音寺市の小学校は児童と地域の人たちが一緒になって安全を守ろうと取り組んでいます。

 観音寺市豊浜町の豊浜小学校は、地域と協力しながら交通安全の促進や危険箇所の調査などを行ってきました。これが認められ7月、安全功労者内閣総理大臣表彰を受けました。

(豊浜小学校/河内直人 校長)
「学校だけで取り組むにも限界がありますから、学校・家庭・地域が一体となった取り組みが大事だと考えておりまして、それを大切にしています」

(白戸ゆめのリポート)
「こちらは非常に交通量の多い交差点になっています。前々から危ないと言われていた箇所で、最近このガードレールが設置されました」

 豊浜小学校では15年前、児童が地域の人たちと一緒に学区を調査して「地域安全マップ」を作りました。このマップは3年に1回作り変えていて、調査の中で見えてきた危険箇所を改善しています。

 また、地域安全マップは豊浜小学校の学区の全世帯に配るとともに、全校児童が毎年5月にこのマップを見ながら通学路の安全点検をすることで安全意識を高めています。

(児童は―)

「私が登校しているところは普段6年も通っているので普通だと思ったんですけど、溝に落ちたら危ないとか新しい危険なところが分かりました」

「細い道で隣から車が出てきそうだけど見えないところが危険だなと思いました」

 豊浜小学校では登校の時間帯、保護者たちが児童たちを見守っています。6月の千葉県の事故を受けて、保護者の見守りにも一層の緊張感がありました。

(1年生の保護者は―)
「同い年くらいの子どもがいるので、危ない道のところは何かしらの対策はしていかないといけないと思います」

(児童は―)
「みんなで学校に来ることによって交通事故とかも減るし、6年生がちゃんと教えてあげたりして1年生も学べるから、そういうところが良いと思います」

(豊浜小学校/河内直人 校長)
「振り返りをしていってより改善をしていくということが重要なのかなと思ってますので、日々の毎日の取り組みですね」

 豊浜小学校ではこの他にも交通安全教室や避難訓練を定期的に行って、児童や地域の安全を守ろうと取り組んでいるということです。

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