岡山県の自宅療養をしている新型コロナ患者が8月25日時点で1300人を超えたことを受け、医師会は医師による診察を強化すると発表しました。
(岡山県医師会/松山正春 会長)
「デルタ株は全く新しい病気だと認識を持って、家庭で、職域で、学校で対策に取り組んでいただきたい」
岡山県では8月25日時点で、重症者を含めた新型コロナ入院患者は240人、宿泊施設での療養は310人となっています。そして自宅での療養は1311人と、1週間前より285人増えています。
岡山県医師会は、自宅療養者を診察する場合のガイドブックを県内約2500人の医師に配布しました。保健所の職員が行っている診察を医師が行うことで、保健所の負担を減らし、軽微な症状の段階で薬を処方できます。
岡山市では2021年6月からかかりつけの医師などが電話で自宅療養者の診察などを行っていて、岡山県医師会は取り組みを全県に広げたいとしています。