4日、倒壊の恐れがある危険なブロック塀を東かがわ市が撤去しました。所有者がわからない建物などに対して行う「略式代執行」による撤去は香川県では初めてです。
(荻津尚輝リポート)
「ブロック塀がかなり歩道側に傾いているのが分かります。もし仮に小さい子どもが歩いていたらと考えると、圧迫感もあって怖いです」
撤去されたのは東かがわ市湊の市道に面している高さ1.4メートル、長さ45メートルのブロック塀です。
この土地を持っていた有限会社は2014年に倒産し、現在所有者は不明です。近くの住民から撤去の要望を受けた東かがわ市が調査の結果、倒壊の恐れがあり危険と判断。市が22万円を負担して撤去することを決めました。
(東かがわ市 都市整備課/川田真一 課長)
「市民の皆さまの税金を使うことになりますので、本来であれば所有者や管理者に管理を求めていくのが本来の姿でありますので、これからそういった啓発に努めていきたい」
東かがわ市は引田にある所有者が分からない空き家についても略式代執行で撤去する方針です。