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動画で「鬼滅の刃」声優が読み札を 岡山県が“ご当地かるた”発売

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 岡山県は地域の特徴や魅力について楽しく学んでもらおうと、ご当地かるた「岡山発見かるた」を13日、発売しました。

 県が13日発売した「岡山発見かるた」。観光地や名産品などが44の絵札に色とりどりに描かれています。

 箱の題字は倉敷市出身の書家・中塚翠涛さんが手掛けました。

 絵札は岡山を拠点に活動するデザインユニット「COCHAE(コチャエ)」が担当しています。

 読み札は公募を行い、4500以上の応募の中から高梁市出身のお笑いタレント東京ホテイソンのたけるさんや、岡山県出身のモデル・近藤千尋さんらが選びました。

 岡山県の公式YouTubeでは全ての読み札の動画を見ることができます。

 読み札の声は、アニメ「鬼滅の刃」の鱗滝左近次役でもおなじみ、声優・ナレーターとして活躍する津山市出身の大塚芳忠さんです。

 そして、PR動画では岡山県出身で声優や歌手として活躍する岡咲美保さんがアフレコを担当しました。

 岡山づくしで作られたかるたです。

(「岡山発見かるた」を企画 岡山県公聴広報課/荒木正行 主幹)
「くすっと笑えるようなちょっとユーモアな絵札になるように考えていました。家族の方との団らんを過ごすのに使っていただいたりとか、また、これから岡山で大きく成長していく子どもさんに岡山の魅力が伝わるようなものになればいいなと思っています」

 実はこのかるた、2021年3月に岡山県が非売品のノベルティとして作ったものでした。

 80人へのプレゼントに3500以上の応募があったほか、県内外からの問い合わせなど反響が大きく一般販売を決めました。

(「岡山発見かるた」を企画 岡山県公聴広報課/荒木正行 主幹)
「ちょっとびっくりしまして。その時に手応えをすごく感じて販売という形を最終的に思いついた瞬間でもありました」

 長く愛され各地で大会も開かれている「かるた」という文化は、子どもたちの成長にも関わってきました。

 幼児教育を専門としている中国学園大学の齊藤佳子准教授に話を聞きました。

(中国学園大学 子ども学科/齊藤佳子 准教授)
「やはり言葉を知るきっかけにもなると思います。かるた、それからしりとり、絵本など、そういった文字に触れる自然に触れる環境というのは幼児教育保育の中ではとても大切にされています」

 中国学園大学では子ども学科の学生が未就学児と一緒にかるたを作ったり遊んだりする取り組みも行っています。

 斎藤さんは年末年始に家族でかるた遊びをするなど、子どもの発達に合わせて文字遊びの環境を整えてほしいと話します。

(中国学園大学 子ども学科/齊藤佳子 准教授)
「文字が読めるようになりたい、書いてみたいっていうことでは、5歳児の秋以降の子どもたちが関心を持っていますので、自分たちでかるた作ってみたいなっていう気持ちは、かるた遊びの中から芽生えることはあるかなと思います」

 「岡山発見かるた」は、県内の書店や土産店などで買うことができます。価格は1200円で5000セットの販売を予定しています。

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