アウトドアの新たな形を探ろうと、香川県さぬき市で20日、ちょっと変わった実証実験が行われました。車からとった電気でこたつを暖め、星空を楽しみます。
(記者リポート)
「冬のキャンプ場に来ています。空気が澄んで気持ちいいのですが、寒いですよね。こちらは、車から供給された電気でこたつを使うことができるんです」
この実証実験は香川県のトヨタの販売店が、電力供給が可能な車両を利用して新しいアウトドアの楽しみ方を開拓しようと行いました。使うのは電気のみでも走行できるプラグイン・ハイブリッドカーです。
エンジンをかけなくてもバッテリーから電気をとって電化製品を動かすことができます。
(トヨタカローラ香川/向井良太郎 専務)
「まずはやってみて本当にどういった形で皆さんに提供できるかをしっかり検証した上で、皆さんが体験できる機会も作っていきたい」
今回の実証実験では、車の電気で暖めたこたつに入って星空を楽しみます。香川県のトヨタの販売店は、停電が発生した場合、電力供給が可能な車を避難所などに貸し出す協定を香川県と結んでいて、災害時での活用も期待されています。