北京パラリンピック、クロスカントリースキーの20キロクラシカルに岡山県西粟倉村出身で、自身7度目のパラリンピックとなるレジェンド・新田佳浩選手が出場しました。
(在間隆真リポート)
「まもなく競技が始まります。西粟倉村からは新田選手のお父さんなどが集まって北京へエールを送ります」
新田選手の地元、岡山県西粟倉村では村民など30人ほどが集まりインターネットの配信で観戦しました。
会場には新田選手の同級生や近所の人、地元の小中学生から新田選手を応援する寄せ書きが集まりました。父・茂さんが写真を撮って新田選手本人に送ったということです。
自身の集大成と位置づけて臨んだ7度目のパラリンピック。持ち前のなめらかな滑りで安定したレース運びを見せます。
結果は表彰台には届かず、7位。それでも西粟倉が生んだレジェンドは充実の表情を浮かべました。
(岡山・西粟倉村出身/新田佳浩 選手)
「結果、自分の思い通りの順位にはならなかったけど、自分がやってきたことは出せたと思うので、よく20キロ滑り切ったなというふうに自分自身では褒めてあげたい」
レースを終えた新田選手に西粟倉村から温かい拍手が送られました。
(地元の人は―)
「生まれたときから知ってる。すごいことですよ、こんな小さな村からそういう子が出てくれて。『よっちゃんお疲れさまでした』です」
(新田選手の父/茂さん)
「ずっと注目を浴び続けてきて『最終だ』ということを言いよりますので、ご苦労さんだったな、とねぎらいをかけてやりたい」
新田選手は9日に行われる、クロスカントリースキーのスプリントにも出場する予定です。