香川県東かがわ市のしろとり動物園に初めてペンギンが仲間入りしました。
しろとり動物園に23日にやってきた5羽のフンボルトペンギン。来園者からの要望を受け、高知県の桂浜水族館から借り受けました。
実は半年前からペンギン用のプールを用意していましたが、鳥インフルエンザなどの影響で到着が遅れ、25日のお披露目となりました。
(記者リポート)
「しろとり動物園のペンギンさんたちですが、こんなに近くで見れちゃうんです」
5歳~11歳のオス3羽とメス2羽で、「タマ」や「リオ」といった名前が分かるタグがついています。
(訪れた子どもは―)
「水族館にしかいないから動物園で見るのは初めてだし、すごいうれしい。かわいいし名前がおもしろいし、(タグが)腕についているのがすごいかわいい」
「(Q.ペンギンさん見てどうですか?)かわいくて飼いたいと思いました。(Q.どんなところがかわいかった?)なんか泳ぐところ」
(しろとり動物園/中村李歩さん)
「(来るのが)決まったときはすごいうれしかった。結構やっぱり距離が近いので、感じられるものとかがあると思うので、それをお客さまにはいろいろと感じ取って楽しんでいただけたらなと思います」
しろとり動物園では他にも、2022年1月に生まれたミーアキャットや、3月21日に生まれたばかりのヤギの赤ちゃんなど、約460の動物たちが暮らしています。
しろとり動物園では新型コロナ禍の前に比べ来園者が2割ほど減っている上、物価の上昇もあり、苦しい経営を強いられています。
4月1日からは土日・祝日の入園料を大人は200円、子どもは100円値上げします。
まん延防止措置も解除となり、春休みを迎えた動物園に加わった新たな人気者。
今後、ペンギンたちが環境に慣れれば、えさやり体験など来園者が直接触れ合える機会もつくるということです。