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花と楽しむアート作品 国営讃岐まんのう公園に19日から常設展示 香川

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 香川県まんのう町の国営讃岐まんのう公園で、間伐材や廃材を使ったアート作品が19日から展示されます。公園では早咲きのスイセンなどが見頃を迎えていて、花とアートが楽しめます。

(宮川周三リポート)
「こちら、船をイメージした作品です。よく見てみますと細い枝、太い枝、いろいろな木が使われていることが分かります」

 国営讃岐まんのう公園では4人の作家が3月4日からアートを制作していて、19日から常設展示します。

 作家の1人で今回のイベントを企画した丸亀市出身の現代美術家・工藤政秀さんは17日、最後の仕上げをしていました。

(イベントを企画した現代美術家/工藤政秀さん)
「(Q.これはどういう作業ですか?)帆先に細いもの(枝)をもってきて帆先が軽いイメージ、空に向かう、遠くへ行くというイメージが出るので、あえて先に細い枝を使っている」

 企画のテーマは「環境と人の命」です。作品にはまんのう公園の整備で出た間伐材や廃材が使われています。

(イベントを企画した現代美術家/工藤政秀さん)
「アーティストではありますけど1人の市民であるということで、環境のことだとかを考えないといけないということでやっていこうと」

 他にも、楽器の木琴をイメージして作られた作品に、一見、アートには見えないような自然と調和したもの。「ミノムシのすみか」を表現した作品と、作家それぞれの個性が見る人を飽きさせません。

(宮川周三リポート)
「4つの作品は、それぞれ離れた場所にあります。移動するときには、ご覧のようにきれいな花を楽しむことができます」

 まんのう公園では、3月下旬から4月上旬にかけてサクラとスイセンが見頃を迎えそうです。どちらも早咲きのものは、すでに公園を彩っています。

(企画した現代美術家/工藤政秀さん)
「自分たちが遊びに来る公園とか何気なく散歩する周辺にこんなものがあるんだと。日常の生活とこういうもの(アート)の距離が近づいてくれることが、僕としては願っていますね」

 季節によって作品の周りにある花や木の見た目が変わるので作品の印象も変わります。花とアート。ゆったりとしたひと時を楽しめそうです。

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