高松市の小学生が「屋島」の魅力を発信しようと、自らが出演する動画を作りました。演じたのは「源平合戦」のあのシーンです。
動画を制作したのは屋島東小学校の6年生26人です。目的は地元の観光名所、屋島のPRです。
香川県のまとめでは、屋島を訪れる観光客は1988年の約213万人をピークに減少傾向です。新型コロナの影響を受ける前の2019年でもピーク時の4分の1ほどの52万人あまりでした。
授業で観光客の減少を学んだ子どもたちがPRに選んだのが、有名な「屋島の合戦」をテーマにした動画制作でした。配役は子どもたち同士で話し合い、甲冑（かっちゅう）は段ボールで手作りしました。
そして、2021年12月に屋島で1日かけて撮影。担任の先生が約7分間に編集しました。
（「那須与一」役／松田淳志君）
「那須与一の命をかけた試練という気持ちが伝わるように、一生懸命演技しました。もうちょっとうまくできた所もあるかもしれないなと思ったけれど、まあ出来ていた」
（「扇を持つ女性」役／長濱由奈さん）
「皆が一生懸命演技しているところがいいと思う」
（「源氏の兵士」役／和田朔弥君）
「あの動画を見た人とかが、屋島の歴史について少しでも興味を持ってくれて、屋島に来る観光客の数が増えたらいいな」
屋島東小学校は、制作した動画を屋島のPRに役立ててもらおうと高松市に依頼しています。
屋島東小学校では学校のホームページに子どもたちが作った動画を載せる予定で、現在、準備を進めているということです。
