瀬戸内国際芸術祭が始まって1週間。今回は『静かな滑り出し』となりましたが、高松市のホテルや飲食店はこれからの大型連休に期待を寄せています。
高松市のホテル「WeBase高松」。瀬戸内国際芸術祭が開幕してからの客室稼働率は平日が約5割、週末が約8割でした。
(WeBase/宮本奈生子 支配人)
「(開幕からの稼働率は)こちらが期待していたほどではなかったというのが正直な感想です。今年に限っては予約が割と直近というか近くにならないと入ってこない状況で」
4月14日に開幕した瀬戸芸。
県が主な5つの施設を調べたところ、開幕から4日間の来場者は前回の同じ時期の2割から4割ほど。浜田知事は「想定通りのスロースタート」と評価しました。
ホテルの予約も当初は伸び悩んでいたそうですが、次第に増えてきてゴールデンウィークには満室の日も出ているそうです。
瀬戸芸の実行委員会はホテルなど約30の施設を「認定案内所」に指定しました。「認定案内所」では、出発前の検温で異常がなければ入場に必要なリストバンドを配ります。これによって港での混雑を防ぐ狙いがあります。
(WeBase/宮本奈生子 支配人)
「皆さんが安心して現地に行って楽しんで、元気な姿で帰ってきていただく。これが我々の使命だと思っています」
瀬戸内国際芸術祭の開幕後、高松市の繁華街には少しずつ人の流れが戻ってきています。飲食店はこれからゴールデンウィークにかけてさらなる集客に期待しています。
(よって屋/木村かこさん)
「もう(開幕の)当日からすぐ来てくれていたので、前回のときに来てくれていたお客様が『数年ぶりに来ました』みたいな感じのことを向こうからお声掛けしてくれたので。2年分の思いがたまっていますからね。結局この2年、まともにコロナの影響で営業できなかったので、今年こそは頑張りたいなと思います」
JR高松駅近くにある居酒屋「神童ろ」は適切な感染症対策を取っていると県が認めた認証店です。「安心」を打ち出しながら活気が戻ることを願っています。
(海鮮居酒屋 神童ろ/北島準章 社長)
「コロナ対策をしっかりと行っていますので、席自体は一杯になることを予測して期待していますね」