岡山県の人にはなじみ深い「海の学校」が2022年も始まりました。
(記者リポート)
「新型コロナによって変わった学校生活、それでも力を合わせてこの瀬戸内海を進みます」
21日は真庭市の3つの中学校から163人が参加しました。「海の学校」として親しまれている海事研修は1947年から岡山県が開いているもので自然や友達、そしてやり遂げることの大切さを学びます。
新型コロナウイルスの感染対策のため、2021年と同じく掛け声は出しません。3キロほどのコースを生徒たちは息を合わせてカッターをこいでいました。
岡山県教育委員会は4月1日から「学校行事は各学校の児童・生徒の実態に応じて実施の判断を行う」としています。
海事研修を行う岡山県渋川青年の家は6月6日までは日帰り研修としているため、遠方の学校など中止を決めた学校が現時点で10校あるそうです。
(参加した中学1年生は―)
「声を出すよりは難しかったけど絆が深まったなと思います」
「本当だったらなくなったりしていたかもしれないし、新型コロナの中でもできて良かった」
「みんなで合わせることが難しかったけど、最後みんなで合わせられてチームワークの大切さに気付いたし楽しかったです」
現時点では6月7日以降は感染状況を見ながら従来通り1泊2日の研修を再開する方針で、2022年は300以上の小中学校などから約1万8500人が参加する予定です。