岡山市の専門学校に対戦型ゲームなどをスポーツ競技としてとらえた通称「eスポーツ」が学べる新しい学科ができました。6日に入学式が行われ、新入生が抱負を述べました。
(新入生代表/野口雅さん)
「中四国初のeスポーツ専門学科で学ぶ機会を得た私たち28名は、これから成長が期待されるeスポーツ業界で輝ける人材になれるよう『夢にホンキ』でチャレンジすることを誓います」
2022年、新設された岡山ビジネスカレッジeスポーツビジネス学科の入学式には、新入生ら約30人が出席しました。
この学科ではゲーム用パソコンを導入した「ゲーミングルーム」や対戦ブースなどを備えた「イベント運営ルーム」などを設け、ゲームスキルなどの向上を図ります。
授業は週に30時間で、このうち6時間をeスポーツの実習に充て、残りの24時間はプログラミングや英会話などの授業を行います。
生徒はeスポーツを活用して、社会で活躍できる資格やスキルを総合的に身につけられるということです。
(新入生代表/野口雅さん)
「eスポーツのプロチームのマネジャーになりたいと思っています。新しいことにたくさん挑戦する2年間にしたい」
2021年2月、岡山ビジネスカレッジは、県内のeスポーツの普及やeスポーツを活用したまちづくりを目指す団体「岡山県eスポーツ連合」と、教育面での連携協定を結びました。この協定に基づきeスポーツ連合は、今後、講師を派遣したり、授業のカリキュラムを作成したりします。
(在間隆真リポート)
「岡山県eスポーツ連合は、再開発が進む岡山駅前商店街などをeスポーツの力で盛り上げたいとしています」
(岡山県eスポーツ連合/本村哲治 会長)
「市内の4商店街とも連携協定をeスポーツ連合は結んでいますので、地域や商店街、街に出てきてもらって、そして地域活性化にもつなげていく、そこが大きなミッションの一つだと考えています」
岡山ビジネスカレッジのeスポーツビジネス学科は、4月11日に授業を開始します。