高松、小豆島と神戸を結ぶジャンボフェリーの新造船の進水式が28日に行われました。
広島県尾道市の造船所で行われた進水式には、ジャンボフェリーと高松市など自治体の関係者ら約90人が出席しました。
「あおい」と命名された新しい船は、現在運航している2隻のフェリーのうち1隻が引退するのに伴って造られました。
旅客定員は620人、大型車の積載能力は84台と、引退する船と比べてともに1.3倍ほどになります。
船内にはバルコニーやロフトがついた個室などが新たに設けられ、より快適な船旅を過ごすことができます。
(在間隆真リポート)
「青色と白色のコントラストがとても美しいです。この新しい船がこのあと初めて海に浮かびます」
出席者は写真や動画を撮りながら、海に浮かんだ「あおい」を見守りました。
(ジャンボフェリー/山神正義 社長)
「うれしい半面、これからこの船が何十年頑張ってもらえるということに対して責任も感じましたし、神戸・小豆島・高松の地元の皆さんからは愛される船になってほしい」
高い輸送力と快適性を兼ね備えた「あおい」。10月中旬に就航して1日2往復運航する予定です。