香川県が9月4日に退任した浜田恵造前知事に、県立ミュージアムの名誉館長を委嘱する方向で最終調整していることが分かりました。
複数の関係者によりますと、浜田前知事への名誉館長の委嘱は県が提案したもので、9月中にも決定する見通しです。
任期は1年で非常勤ですが、県立ミュージアム内に専用の部屋を設ける方向だということです。
9月2日の退任会見で浜田前知事は、「退任後は少しゆっくりさせていただきたい」と述べる一方、「何か手伝えることがあれば関わりたい」として、四国新幹線の実現と四国遍路の世界遺産登録、そして、瀬戸内国際芸術祭を挙げていました。
(香川県/浜田恵造 前知事[退任会見])
「芸術祭も、さらに秋会期も控えておりますけれども、全く第三者ということではなくて、少しでも関わることができればと思っております」
浜田前知事は、9月5日付で「四国遍路世界遺産推進協議会」の顧問に就任。また、「四国新幹線整備促進期成会」でも、9月末の顧問就任に向けて調整しているということです。