香川県の新しい知事となった池田豊人さんが5日に初登庁し池田県政がスタートしました。
午前9時、職員約200人が拍手で出迎える中、初登庁した池田知事は笑顔で花束を受け取りました。
(香川県/池田豊人 知事)
「やはり、香川県を担っていく重みをですね、ひしひしと感じております」
そして、就任式では県の幹部約50人を前に自らの決意と職員への要望を述べました。
(香川県/池田豊人 知事)
「大事なものを守る、新しいものを作る、誰一人取り残さない、この3つの理念で県政を進めて参りたいと」
浜田前知事との事務引継ぎでは「デジタル化の推進」や「水資源対策」、「企業立地の推進」など、各部局が取り組んでいる県の重要課題57項目を盛り込んだ書類に署名しました。
その後行われた就任会見で池田知事は「新型コロナ対策と物価高対策、この2つが緊急に取り組む課題」と決意を語りました。
特に物価高対策については、5日に行った幹部職員との会議で、県内の現状の取りまとめを早急に行うよう指示したことを明らかにしました。
また、自らが選挙戦で公約に掲げた「人口100万人計画」について「『子育て支援』や『労働環境の整備』などを進め、香川県を『誰もが住みたい県』にしていきたい」と意気込みを語りました。
県議会との関係については「4党からの推薦ということで、県政運営については議会に何でも相談できる体制になっていると考えている。ひとつひとつの案件についてもそれぞれ良い着地点を探していきたい」と語りました。
(香川県/池田豊人 知事)
「香川県の更なる発展のために全力を尽くしてまいりたいと思いますので、皆さま方のご理解やご協力を何卒宜しくお願い申し上げます」