岡山県北を走るJR姫新線は、大幅な赤字で利用促進などについて協議が行われています。通学で利用している地元の高校生が存続を求めて署名を集め、5日、真庭市に提出しました。
(勝山高校 生徒会長/友金日向さん)
「私たちの熱い思いを真庭市長さんに預けます」
存続を求めて真庭市の太田市長に署名を渡したのは、勝山高校と真庭高校の生徒会の代表6人です。
署名は生徒や保護者、教職員など、併せて1224人分が集まりました。
(勝山高校 生徒会長/友金日向さん)
「通学できない人が多くなってしまうので、私たちに出来ることは何かないかなと考えた時に、署名をしようって思いました。絶対になくならないで欲しいです」
JR姫新線は、赤字路線のひとつとして利用促進が課題となっています。
JR西日本が5日に発表した2021年度の1km当たりの1日の平均乗客数は、2つの高校の通学範囲となっている津山と中国勝山駅の間が649人、中国勝山と新見駅の間が136人と低い水準で、前の年度に比べても横ばいです。
勝山高校では、全校生徒の半数にあたる193人、真庭高校では約4分の1にあたる約80人が、通学で姫新線を利用しています。
(真庭市/太田昇 市長)
「次の真庭を支える高校生がこういうこと(署名)をやってくれたのは非常に重いものがありますし、うれしいです。頑張れば存続できると思っています」
生徒たちは、今後、沿線の他の高校にも署名を広げていくことにしています。