JRの利用が低迷している路線を活性化しようと31日、岡山県が立ち上げた協議会の初会合が開かれました。
協議会は岡山県や各市町村、JR西日本などで構成されています。1回目は、各路線の現状や自治体のこれまでの取り組みを共有しました。
在来線をめぐっては2022年4月、JR西日本が「赤字路線」を公表しました。岡山県では「因美線」「姫新線」「芸備線」の3路線が該当しています。
協議会では今後「姫新線」と、2021年のダイヤ改正で一部減便された「赤穂線」について利用促進策を検討します。
9月以降は、2つの路線の沿線の市町村ごとに分かれて話し合いを行います。2023年1月をめどに、再び全体で会議を開き進捗を報告するということです。
(岡山県 県民生活交通課/下野間豊 課長)
「1つの自治体ではなかなか(在来線の)問題が解決しないことを強く感じています。それぞれの自治体あるいは複数の自治体で実際の事業につなげていけるようにしていきたい」