高松市の小学校で香川県在住の被爆者が講演しました。原爆が投下された直後の広島市の様子を伝え、平和の大切さを訴えました。
(16歳の時 広島市で被爆/長尾昭雄さん)
「8時15分。校舎の外全体が青白い光でいっぱいになりました。そして、広島市内は一瞬にして廃墟と化してしまいました」
高松市の屋島西小学校で開かれたもので、6年生約60人が参加しました。
香川県三木町の長尾昭雄さん(93)は、広島県の海軍工廠(こうしょう)に就職し、16歳の時、爆心地から1.8km離れた広島市内で被爆。大けがをするも、一命を取り留めました。
(長尾昭雄さん)
「戦争は絶対にいやです。大切な命を守るには、平和でなければ決して守ることはできません」
(参加した6年生は―)
「核兵器とか戦争に必要なものをなくしていったら(戦争が)なくなると思う」
「すごく平和がとにかく大事だなって思いました。みんなが楽しく明るく過ごせるように、元気で過ごしたいなって思いました」