2022年はイチゴのようなフルーティーな香りに仕上がったということです。香川県多度津町の酒造会社の工場で新酒の「初しぼり」が行われました。
西野金陵多度津工場では初しぼりを祝う神事が行われ、関係者が作業の安全と酒がおいしく仕上がるよう祈りました。
新酒は三豊市で収穫した酒米「オオセト」を使って10月18日から仕込みました。
西野金陵によると、2022年の夏は暑い日が続きましたが、生産者のおかげで米の出来がよく、酒の味もいいそうです。
(西野金陵/酒井史朗 製造課長)
「イチゴやライチのようなフルーティーな香りと、ジューシーなうまみが調和した、いい仕上がりになっている」
西野金陵は新型コロナによる需要の落ち込みを見込んで、2020年と2021年は製造量を減らしていましたが、2022年は2021年より25%ほど増やす方針です。
(西野金陵/酒井史朗 製造課長)
「先日驚くことに、3年ぶりに外国語を聞いた。こんぴらさんの参道で。これはやっぱり人が戻ってきていると感じました。少しでも楽しい時間が過ごせるかなと」
「金陵 初しぼり」は11月26日から香川や岡山のスーパーなどに約3万本が並びます。