岡山県とJRグループは2022年の夏に実施した「岡山デスティネーションキャンペーン」で77億円の経済効果があったと発表しました。
6年ぶりの大型観光企画「岡山デスティネーションキャンペーン」は、岡山県とJRグループが2022年7月から9月末まで県内全域で実施しました。
岡山県などによりますと、主な観光施設を訪れた観光客は約366万9000人で、2021年と比べて4割近く増えました。新型コロナ感染拡大前の2019年とほぼ同じ水準まで回復しました。
大きく伸びた施設は、津山市の鶴山公園がコロナ前に比べて180%、奈義町現代美術館が147%、真庭市の蒜山ジャージーランドで128%でした。
キャンペーンに合わせて、夜のイベント実施や密を避けて楽しめる施設の需要が増えました。
県やJRでは、経済効果を77億円と試算しています。
岡山県は、行動制限がなかったことや、県民割などの需要喚起策との相乗効果もあったとしています。