2月3日は節分です。岡山市の最上稲荷では、3年ぶりとなる節分豆まき式が行われ、縁起のいい「福」を求めて多くの参拝者でにぎわいました。
3年ぶりに、「あの恒例行事」が帰ってきた――。
(参拝者は―)
「沖縄旅行、頑張ります」
「3等は何回か当たったことあるんですけど、その上を目指したい」
「授かりたい福」がそこにはある――。
(豆まきの様子)
「福はー内、福はー内」
新型コロナの影響で3年ぶりの開催となった、最上稲荷の「節分豆まき式」。感染予防対策として、境内への出入りを一方通行とし、消毒や検温を行うテントを設置しました。
また、鬼を追放せずに改心させようという考えから「福は内」だけを繰り返す独特の掛け声も、司会者と録音した音声のみです。
それでも、福を求めて多くの参拝者が集まり、約600人の福男・福女が勢いよく福豆を投げると、会場は熱気に包まれました。
タレントの稲村亜美さんら、ゲストも登場。お笑い芸人「空気階段」の水川かたまりさんは岡山県出身です。
(特技は野球 タレント/稲村亜美さん)
「肩の調子があまりよくないみたいで(福豆を)遠くまで投げられないのが悔しい。残り4回投げられるので、これから仕上げていこうかな」
ちなみに、約10万袋の福豆には、くじが付いていて、これも皆さんのお楽しみのひとつ。沖縄旅行やテレビなど、豪華な「福品」と交換できるんです。
(福品を授かった参拝者)
「毎年来ていたんですけど、ここ何年か来られなかったのできょうは来て、当たってよかったです。当たっても3等ぐらいだったけど、今年は2等が当たった。商品券3000円分」
と、そこへ……「3等より上を当てたい!」と話していた男性が猛ダッシュ。これはもしや!
(福品を授かった参拝者)
「3等です、こちらです。コロナがまだまだ続いていると思いますが、早くなんとか収まってほしい」
参拝者らは、今年1年の「福」に思いをはせながら、久しぶりに開かれた恒例行事を楽しんでいました。