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異例…2023年度当初予算がまだ決まらない 3月に議会が全会一致で否決 一体何が?岡山・早島町

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 異例の事態が起きています。行政運営の根幹となる2023年度の当初予算がまだ決まっていない岡山県早島町。一体、何が起きたのでしょうか。

 早島町の2023年度の一般会計当初予算案は、もともと2023年3月の定例議会で提出されました。新しい児童館の整備費や運営費を盛り込んだ総額61億7700万円の予算案でした。

 しかし、議会はこの予算案を全会一致で否決。議員らは予算案に盛り込まれていた児童館の「民間への委託料」や「施設の面積」などを担当課に質問したところ、十分な説明がされなかったなどとしています。

(早島町議会/根木一 議長)
「担当課がチーム一丸で答えてくれるとか、町長が答えてくれるとかそういうのがなかった。納得いかなかったというよりも、もう少し頑張ってくれたらと思った」

 その後の臨時議会で4月から6月までに必要な最低限の経費などが「暫定予算」として承認されました。

 そして9日、臨時の町議会が開かれ、あらためて総額61億1200万円の「2023年度」の一般会計当初予算案が提出されました。

 予算案は3月に提出されたものから児童館の整備費など6500万円が差し引かれたものです。

 新しい予算案は9日の予算委員会で承認されました。10日の本会議で採決されます。

(早島町/中川真寿男 町長)
「説明が十分にできなかったということの中で、これからも協議をさせていただく。非常にご不安やご不便をおかけしたと思いますけれど、皆さまの生活に寄り添うまちづくりをやっていきたい」

(在間リポート)
「役場の東側のスペースでは工事が進んでいます。ここには新しい児童館が建てられる予定です」

 児童館に関する予算は、今後、補正予算案として提出される予定です。

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