市街地にイノシシの出没が増えていることを受け、高松市が関係機関と対応策について話し合いました。
高松市が開いた連絡会には県や警察、猟友会などから16人が出席しました。
高松市によると2022年度、市内でイノシシが目撃されたという情報は291件で、前の年度より2割ほど増えました。
そのうち3件であわせて4人が足をかまれるなどしてけがをしました。
10月に出没したイノシシは、最初に目撃されてから捕獲されるまでの1時間余りの間に、約7km移動していました。
香川県の担当者は4年前、高松港に海からのイノシシの上陸を防ぐための「ネット」を設置するなどした結果、翌年以降、沿岸部での出没が減少したことを報告しました。
高松市の市街地では、2023年7月7日からサンポート高松を会場に「G7都市大臣会合」が開かれます。
会場周辺でイノシシが出没したときは、猟友会にも協力してもらいながら迅速に確保することなどを確認しました。
(高松市農林水産課/松良彰三 主幹)
「特に海辺から上がってくるイノシシとか、山から下りてくるイノシシが一定数いることは事実です。関係機関と連携しながら速やかに追い払いとかを進めて対応したい」