香川・女木島沖で“海を泳ぐイノシシ”撮影　9・10月のイノシシ出没件数は去年の2倍以上

　香川県で市街地に出没したイノシシによる被害が相次ぐ中、海を泳ぐイノシシの姿が撮影されました。

【写真】上陸するイノシシ

　高松海上保安部の巡視船いぶきの乗組員が潜水訓練中に発見し、撮影したものです。海上保安部によりますとイノシシは1頭で、高松市の女木島の西の海域を島に向かって泳いでいて、泳ぐ速度はかなり速かったということです。

　イノシシは女木島に上陸し、海上保安部が県や警察に連絡して警戒に当たったということです。

　香川県では住宅地でのイノシシの出没が相次いでいて、16日も宇多津町で3人が襲われけがをしました。

　香川県みどり保全課によりますと、2022年9月と10月に確認されたイノシシは106件と、前の年の同じ時期に比べ2倍以上に増えています。