香川県能楽会が30周年記念公演で地元ゆかりの演目「屋島」などを披露しました。
披露したのは世阿弥作の夢幻能の名作とされ、地元にもゆかりのある演目「屋島」です。
夢幻能とは霊的な存在が主人公となるもので、「屋島」には源義経の霊が登場します。そして屋島の合戦での勇敢な戦いぶりと、命よりも名誉を重んじる当時の武士の心意気を繊細に表現しています。
このほかに、鼓や能管と呼ばれる笛などの演奏も行われました。
香川県能楽会は、能楽が好きな香川県民らが魅力を後世に伝えようと活動を続けています。会員の高齢化が進んでいることから、今後は特に能楽好きの若い人を増やしたいということです。