台風2号と梅雨前線の影響で岡山・香川では大雨に警戒が必要です。香川県では大雨警報などが発表されていて、交通機関にも影響が出ています。
香川県では一時、東かがわ市をのぞく7市9町に大雨警報が出されました。現在も高松市やさぬき市、観音寺市など4市2町に発表されています。
午前10時ごろ、高松市西春日町の峰山トンネル付近では土砂の一部が崩れました。
この影響で一時歩道の片側部分が通行できない状況となっていましたが、現在は土のうを置いて対応しているとのことです。
県によると、県道塩江屋島西線など10の国道や県道で、冠水や土砂の流出などによる通行止めとなっています。
この大雨によるけが人や住宅の損壊などは確認されていません。
県内では30カ所で避難所が開設されていて、2世帯2人が避難をしているということです。
今回の雨で、午前9時過ぎに善通寺市の大麻町宮北地区、69世帯300人に「避難指示」が出されましたが、現在は解除されています。
また、高松市や丸亀市など4市5町の一部または全域に「高齢者等避難」の情報が出されました。
2日午後5時までの24時間で降った雨の量は三豊市財田で101mm、東かがわ市引田で95mmでした。
1時間に降った雨の量の最大値は三豊市財田で29mm、東かがわ市引田で26mmなどとなっています。
交通機関にも影響が出ています。JR四国によると、児島駅から高知駅の間で全ての特急列車の運転を見合わせています。
KSBのまとめでは、高松市や丸亀市など6市3町で全ての公立小中学校が終日臨時休校となりました。
ウェザーニューズによると岡山県・香川県ともに雨のピークは抜けたということですが、土砂災害などには十分警戒してください。