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大学生が「LGBTQ啓発かるた」を作成し特別授業 遊びで小学生に「人権の大切さ」伝える 岡山市

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 岡山市の大学生たちが、子どもたちに「人権の大切さ」を知ってほしいと活動をしています。彼らが心掛けているのは「楽しみながら学ぶこと」です。

 2023年3月に岡山市東区の豊小学校で行われた特別授業。子どもたちは「かるた遊び」で盛り上がっています。

 特別授業を企画したのは山陽学園大学の「ボランティアサークルあい」です。

 使った「かるた」は「LGBTQ」などの性的マイノリティーに関する内容で、テーマ決めから言葉選びまで、サークルのメンバーが意見を出し合って作りました。

 今、メンバーが力を入れているのが、遊びなどを通して子どもたちに「人権の大切さ」を伝えることです。

(サークルの学生)
「小学生をメインにしようとなった時に、難し過ぎると私たちが言いたいことが伝わらないですし、すごく難しかったんですけど、(かるたが)できたらすごくうれしかったです。ひと文ひと文の言葉だったり説明文だったりに愛情を、『これうまくできたな!』って思えるように」

(読み札)
「【む】無意識につくった性のイメージ」
(解説)
「例えば、子育てや家事は女性がするもの、仕事は男性がするものというイメージがどこかにあるかもしれません。無意識に性別によって役割などを差別していないか、視野を広く持って見ていくことが大切です」

 取り札の裏には子どもたちの理解が深まるよう解説も付けています。

(読み札)
「【ら】ランドセルの色に決まりを」
(解説)
「例えば、男子は黒・青、女子は赤・ピンクなど、決まりの色はありません」

(サークルの学生)
「保育園で今アルバイトをしていて、保育士を目指しているんですけど、子どもたちと接する時にも、おもちゃを選ぶにしても、『男の子だから青、女の子だからピンク』と選ぶんじゃなくて、子どもたち自身が好きな色を選べるようにしてあげたいなと思います」

(ボランティアサークルあい 顧問 山陽学園大学 ビジネス心理学科/上地玲子 准教授)
「このサークルでは『人権を大事にしよう』というのが一番の根底ですので、伝える活動を通して自分もそれをしっかりと学んでいったりとか、もっと気を付けようというふうに気持ちを育てていってほしいなと思っています」

 「ボランティアサークルあい」では、かるた以外にも「命の大切さ」や「SNSいじめ」に関する紙芝居の読み聞かせ活動も行っています。

 新型コロナの影響で小学校などになかなか訪問できなかった時期が続きましたが、今後はかるたや紙芝居などを使った活動の幅を広げる方針です。

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