休日の公立中学校の部活動で外部の人材が指導する「地域移行」についてです。指導者となる大学生を対象とした研修が岡山市で開かれました。
岡山市の環太平洋大学で開かれた研修には、体育学部の学生4人が参加しました。
岡山市は、2023年度3つの中学校で大学生が指導をするモデル事業に取り組んでいて、4人は、7月上旬から休日に大学近くの瀬戸中学校で野球部などを指導する予定です。
研修では、岡山市教育委員会の担当者から、生徒と個人的に連絡先を交換しないことや個人情報を外部に漏らさないことなど注意点について説明を受けました。
国は、少子化の中でも部活動ができる環境の確保や教師の負担軽減を目的に地域移行を進めています。
岡山市は、2029年度に全ての市立中学校での地域移行を目指しています。
(環太平洋大学 体育学部2年/井上駿さん)
「選手だけにやらせるのではなくて、一緒にコミュニケーションを取りながらトレーニングなどをやっていけたらと考えています」
(岡山市教育委員会 保健体育課/寺尾知浩 係長)
「地域の継続的な取り組みにもつなげていきたいと思いますので、引き続き大学にはご協力を仰ぎながら、今後はそれぞれの地域にもそういった人材がいないかということについても検討していきたいと思っています」