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「家は浸水も人形たちは元気」倉敷・真備地区で活動続けるボランティア人形劇団 〈西日本豪雨から5年〉

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 西日本豪雨の被害を乗り越え、活動を続けています。倉敷市真備地区の住民らによるボランティアの人形劇団が、地元の幼稚園で劇を披露しました。

 手作りの人形で子どもたちに劇を披露したのは、ボランティアの人形劇団「たんぽぽぐみ」です。

 1996年、倉敷市真備地区に住む子育て世代の母親が中心となって立ち上げました。

 これまでの公演は740回を超えています。

 5年前の西日本豪雨では、メンバー7人のうち5人の自宅が全壊するなど大きな被害を受けました。

(たんぽぽぐみ/上大田京子さん)
「もう人形劇の人形は全部やられたな、泥水だなと思って。再起なんかもう当分何年も先だわって…」

(たんぽぽぐみ/代表 岡野照美さん)
「もう無理よという思いで開けたら作った人形たちが元気にいたんですよ。これを使って私たちはまだ人形劇ができると自信をもらいましたね」

 劇に使う道具の半分ほどが水に浸かったものの、被災からわずか2カ月後には活動を再開しました。

 メンバーの励みになったのは、「子どもたちの笑顔」です。

(鑑賞した子どもはー)
「楽しかった」

(たんぽぽぐみ/代表 岡野照美さん)
「子どもたちの笑顔が私たちの力になるし、お父さんお母さんの力にもなるよっていうことを伝え続けてきたような気がしますね」

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