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西日本豪雨で母を亡くした男性 変わらぬ思いと得た教訓 岡山・倉敷市真備町

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 岡山県倉敷市真備町の平松頼雄さん(69)は、西日本豪雨で母・房子さんを亡くしました。4年が経過し、男性の変わらぬ母への思いと豪雨で得た教訓を聞きました。

宮川周三アナ「お母さまはお花が好きだったと伺っています」
平松頼雄さん「好きだったですね、アジサイが。ちょうど亡くなった頃に、豪雨の頃、あの時に咲いていた」

 母・房子さん(当時87)は当時、真備町の平松さんの家の近くで一人暮らしをしていました。

(平松頼雄さん[2018年7月])
「この廊下で倒れていた」

 一階の廊下で亡くなっていたのを平松さんが見つけました。

(平松頼雄さん)
「やっぱりもっと早く行動していればよかった。まさかあんなところまで水が来るとは思っていなかった。早く避難。なかなか人間行動に移せない」

 6日の追悼式で平松さんは遺族の代表として胸の内を語りました。

(平松頼雄さん)
「もう少し早く避難を促すことができていればと今でも悔やまれますが、母からは身をもって命の大切さ、早めの避難が大切であると教えてもらった気がします」

宮川周三アナ「お疲れさまでした。今のお気持ちは?」
平松頼雄さん「ほっとしています。毎年追悼式に出席しているが、今回は特別な感じ。だんだん記憶は薄れてくるが、こういう機会に思い出し、これからこういうことがないようにしていきたいという思いだけ」

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