サンポート高松周辺を歩いて回遊できるよう整備するための社会実験が8月に行われます。
香川県は新たな施設の建設が進むサンポート高松周辺に、より一層のにぎわいを作ろうと「遊歩道化」に向けた検討会を4月に立ち上げました。
行政や交通の関係者などが集まった2回目の検討委員会で、8月上旬に、JR高松駅北側道路などで車両を通行止めにして、遊歩道化を進めるかどうかの社会実験を行うことが決まりました。
実験では8月2日と6日に、JR高松駅北側の道路の一部を歩行者天国にしてにぎわいの創出のためのイベントを実施します。また、8月2日から6日までの5日間は終日、建設中の県立アリーナの北側道路を片側1車線ずつに制限し、歩行者が横断しやすくします。
県などが5月21日にJR高松駅北側道路を歩行者天国にして実施したイベントでは、歩行者の通行量は最大で1時間に1213人増加し、イベント来場者が湾岸エリアなどに回遊していたことが分かりました。
(香川大学経済学部/西成典久 教授)
「G7各国では、にぎわいのある街をつくるために自家用車の抑制を20年以上前からやっている。この方向性を市民全体で進めていく必要性がある」