大規模な災害に備え、島に住む被災者に支援物資をスムーズに届けるための訓練が、高松市と直島で行われました。
訓練は香川県が小型船安全協会などと共同で行っているもので、25日は約20人が参加しました。
南海トラフ地震が発生し、直島の物資が不足した想定です。高松海上保安部前の岸壁から小型船で島に物資を送る一連の動きを確認しました。
参加者は飲料水や生理用品、毛布などの救援物資を3艇の小型船に積み込みました。
海上輸送ならではの工夫もされていました。
(瀧川奈津希リポート)
「輸送時に水しぶきで荷物が濡れないように、このようにブルーシートで覆って紐でしっかりとくくりつけています」
(香川県地区小型船安全協会/松本公継 会長)
「特に島になると孤立をしてしまって物資がなかなか足りない・行き届かないところがあるので、少しでも被害が少なくなるように応援したい」
県によると、海上輸送訓練は今後も年に1回行っていくということです。