本格的な夏を迎える前に気を付けておきたいのが海や川などでの水難事故です。水難事故を防ごうと、高松市の小学校でライフジャケットの着用法などを学ぶ教室が開かれました。
香川県が主催し高松市の屋島西小学校で開かれた水難事故防止教室には、5年生の児童約45人が参加しました。講師を務めるのは、県内で水辺の安全講習などを開く香川県B&G財団連絡協議会です。
水難事故に遭わないためにまず大切なことは、水から顔を出してしっかりと「浮く」こと。児童は大の字になったりペットボトルを使ったりして水に浮かぶ練習を行いました。
ひと通り水に浮かぶ練習をしたら、いよいよライフジャケットの着用です。
ライフジャケットの着用で最も大切なことは、しっかりとベルトやバックルを締めることです。これが緩んでいると、水の中で着用中に脱げてしまい、事故につながってしまいます。
児童はしっかりとライフジャケットを着てからプールに入り、1人や複数で「浮く」練習を行いました。
(児童は―)
「けっこう(着たら)温かくてびっくりした。軽かったからあんまり浮かないのかなと思っていたけど、結構浮いたからすごいなと思いました」
「ライフジャケットを初めて活用して、事故とか津波とかに遭った時に、うまく活用したいなと思いました」
(香川県B&G財団連絡協議会/高橋正光さん)
「せっかくライフジャケットを着けていても、脱げ落ちたりとかの事故は最近ありますので、自分の命は自分で守るというところがありますので、必ずこういう資材を着けてもらって、楽しいレジャーを過ごしてほしい」