虫歯予防に効果があるとされる天然甘味料「キシリトール」が入ったお菓子を子どもたちが定期的に食べて歯を守る取り組みが10日、岡山県鏡野町で始まりました。
「キシリトールプロジェクト」は菓子メーカーのロッテが全国の自治体と協力して行っているもので、岡山県では初めてです。
10日は、鏡野町内の全ての公立保育園、幼稚園、こども園合わせて6施設に菓子メーカーのロッテから提供されたキシリトール入りラムネのサーバーが設置されました。
厚生労働省によると、キシリトールは虫歯予防の効果が実証されている天然甘味料で、食後に摂取するのが有効だということです。
園児たちは1年間、給食を食べた後に歯磨きをしてからラムネを食べます。
(園児は―)
「(Q.食べてみてどう?)おいしい」
「(Q.何の味がする?)ブドウ」
「(Q.なぜ食べるの?)虫歯にならないから」
(鶴喜保育園/水島静恵 園長)
「キシリトールラムネがご褒美となって歯磨きの習慣が身についていくことが一番の目的ではあるのですが、そのことから自分たちの体に関心を持って大切にするっていう気持ちが育っていってくれたらなと思っています」