岡山と鳥取・島根を結ぶJRの特急「やくも」。2024年春から導入される新型車両が公開されました。
特急「やくも」の新型車両273系は、カーブに合わせて車体を傾ける新しいシステムを導入していて、現在の車両より乗り心地が良くなっているということです。
中を見てみると……。
（記者リポート）
「新型やくもには、グループ向けの座席が新たに設置されました。弁当を並べて食べ、大きな窓から車窓を楽しむことができそうです」
グループ向けの座席「セミコンパートメント」は、JR西日本の在来線の特急で初めて設置されました。
このほか、車いす用のスペースもあります。
普通車、グリーン車ともにリクライニングシートが改善されているほか、全ての座席にコンセントが付いているため、快適に過ごせそうです。
（JR西日本 後藤総合車両所 出雲支所／北野健一 所長）
「これから新型やくも273系についても、山陰・山陽を結ぶ特急列車として多くのお客様に利用いただいて、愛される車両になってほしい」
現在運行している「381系」のやくもは、1982年、国鉄時代に導入されました。やくもは、2024年春から現在の車両から新型車両での運行に順次切り替わります。
