岡山県吉備中央町の浄水場から国の暫定目標値を超える有機フッ素化合物が検出された問題で、5日夜、町の対応を検証する第三者委員会の初会合が開かれました。
第三者委員会のメンバーは、大学教授や弁護士ら4人です。冒頭のみの公開された初会合では、今後の進め方を確認したということです。
吉備中央町の円城浄水場では、国の暫定目標値を超える有機フッ素化合物が3年にわたって検出されましたが、町はいずれも県に報告していませんでした。
委員会は、町の対応を検証し、2023年度中に再発防止策などをまとめて、町に報告する予定です。
(第三者委員会 委員長 岡山大学大学院/佐藤吾郎 教授)
「スピード感を持ってやらないと、地域の住民の方の信頼は得られない。(水道という)地域のインフラの品質を確保するという目的のために、プロとしてきちんとした対応をしてまいりたい」
この問題を受けて山本町長は、4日に開会した町議会で、町長と副町長の給与を2024年1月から3月までの3カ月間、5割減らす条例案を提出しています。