香川県教育委員会はさぬき市の高校3校を統合し、新たな高校を整備する方針です。その建設予定地がため池に挟まれているとして、12日の県議会では安全性が議論されました。
香川県教委は、さぬき市造田地区にある約6.2haの土地を取得して、石田・志度・津田の3校を統合した新たな高校を建設する方針です。
開校は当初の予定より2年遅れ、2030年4月となる見通しです。
建設予定地は2つのため池に挟まれていて、さぬき市のハザードマップでは、ため池が決壊した場合、浸水する恐れがあるとされています。
12日の県議会の一般質問で、三木由美子議員が、建設予定地の安全確保について質問しました。
香川県教委の淀谷圭三郎教育長は、これまでの調査で、ため池の堤防の老朽化対策は必要ないものの、耐震性については現在調べていると答えました。
(香川県教育委員会/淀谷圭三郎 教育長)
「万が一、堤防の補強が必要だと判断された場合には、必要な対策を行うこととしており、学校の安全確保には万全を期す」